親戚の集まりが新橋であり、せっかくお江戸に来たのだから、と昨年末銀座にオープンしたアバクロに寄ってみた。
いろいろ噂には聞いていたが。
入ってすぐに筋肉モリッと腹筋割れたストア・モデルの男の子と、ポラロイドで記念撮影をしてくれていた。
希望する女子はひきもきらない。洋品店でこのような試みは他では見られまい。
狭くやたら階段を上り下りする店内を、それでも一応見て回った。
大音量の音楽に合わせて踊っている見目麗しい店員の皆さん。女の子は道端ジェシカっぽいかわいさ。足元は皆アバクロ・ビーサン。
葉山だってこの時期ビーサンはいないぜ。
あ、いいな、と手に取ってみると結構高い。が、20年近く愛用していたベルトが、いい加減擦り切れてきたので、ベルトだけ買った。
「What's goin' on?!」
と、いちいち横文字でくる。ここはジャパンだ。
「はい、これお願いします。」
と日本語で返し、ベルトを渡した。
お店を出ると、口の中まで香水の味がするようだった。
ヤングがターゲットだろうが、結構お歳を重ねた計算されつくしたお洒落な男性達が買い物をしていらした。
そういえば英人さんも、昔からワードローブはアバクロだ。
湘南にも、イイ男イイ女揃いで半裸で写真撮影をしてくれるお店があったらウケるのだろうか。
帰り道、停めた駐車場までの道も迷い、外国に来たような錯覚に陥った銀座であった。